模型のお祭り『ワンダーフェスティバル』に参加しなくなって数年経ってしまいましたが、
しみじみと思い出話・・・
最後に参加したワンフェスでのこと。
初参加はいろんな偶然が重なって、思ってもいなかった『ディーラーとして』だったのですけど
気付けば色々なトラブルが重なって最終的にメンバーは自分1人(+現地の助っ人1人)の貧弱状態となってしまいました。
自分が住む田舎は
『超模型過疎地』で、
模型専用工具などは当然のこと
スプレーのサーフェイサーがなかなか手に入らなかったり、
ボールジョイントやポリキャップ、真鍮線等も数か月入手できないっていうのはザラでした。
(今では若干改善されたかな?すっかり模型屋さんに行かないので分からないんですけど・・・)
なのでワンフェスでは「固定モデル」しか販売できず、複数のお客さんから
「今度は可動も作って」と言われたりしましたけど
環境の問題でかなり厳しいのが現実でした。
そんな感じで序盤から色々問題ありありだったのですけど、
自分が最後にワンフェスから身を引くことになった理由・・・それは
バス酔い
・・・です。
お金が無い&時間が無いという理由で夜行バスで会場に向かうのですが、
辞める数年前くらいまでは「ちょっと酔ったかな」レベルだったのですけど、
最後は「地獄」・・・
病的な集中力と、病的な神経質さで子供の頃から常に『自家中毒』にかかり
嘔吐すること何百回・・・
いつも呼吸困難になって死ぬんじゃないかって感じだったので、
もはや体が嘔吐=死みたいになってて(吐きたくても吐けない)
ワンフェスまでのバスの中のトイレで悶絶状態でした。
動けないっていうですね・・・
結局泣きながら(いい歳して)目的地の東京駅を一人とぼとぼ歩き
魂が抜けた状態で京葉線で幕張メッセまで行き
特別問題無く、いつもどおり死んだように地元へ帰るという、この年単位の長期的なルーティン。
俺・・・なんなんだろ
と自問自答に陥り・・・現在に至ります。
お客さんに自分が作ったものを買っていただける喜びみたいのはあったのですが、
それがこの
『交通費や諸経費(←参加費)に消える罪悪感』ってね・・・
田舎のモデラーってかなりハンデがデカいです。
しばらく頑張りましたけど、このハンデってなかなか埋まらない・・・
なーんでこんな田舎に生まれたんでしょね。
都会って良いな
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- 2019/05/19(日) 14:38:07|
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病的に『どハマり』する性格もあいまって、ネットしたら作業に集中できなくなったので
1週間に一度くらいのペースで更新したいと思います・・・けど・・・
どうなるんでしょうね・・・。
ジュノーン後期型を「技術向上のため」オールフリーハンドで彫ってみましたが、
いちいち彫刻した理由
・小さいディテールの気泡埋め

彫刻に気泡があるので、パテで埋めて彫らねばなりません

そういう小さい気泡を埋める&掘り出す作業に彫刻の技術が必要だったりします。
キットを綺麗に組み立てるって言っても、やっぱり大変です。
・シリコンの噛み跡

丸いディテールにちぎれた(?)シリコンが原因で埋まっています。

彫刻刀で彫り出さねばなりません。

極小ディテールも埋まっていますが、無視してもいいですけど・・・気になります

彫り出す

入り組んでる場所は修整もし難いですけど

彫り出します。
このように、綺麗に作ろうとすれば彫刻技術のレベルアップが必要でした。
デジタル造形が流行してる(のか情報無いので分からないんですけど)昨今、
こういうのって・・・デジタルでどうにか出来るんかな・・・。
むしろアナログはアナログで必要な場面も多いし、応用も効くし
やり方次第では限界もそうそう無いと思うので、彫刻の訓練って無意味じゃないと思うんですけど
・・・どうなんでしょね。
そうなってくると、模型誌ってあんまり参考にならなくなって(彫刻のテクニックですもんね)
他のジャンルの参考書なんかが必要になるんですけど、
どっかで一度見切りをつけて模型誌から離れるってのも技術向上には必要かも、思ったりもして。
気が向いたらまた戻ってくれば良いんだし、本来雑誌ってそんなものですよね。
- 2019/05/17(金) 10:23:29|
- 【フルスクラッチ】1/144後期型ジュノーン
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「伝統工芸が好きだ!」と言っている以上、工芸品の話題もちらちら書きたいと思います。
自分の人生観を確実に変えた展覧会の1つ

もう数年前になりますが「超絶技巧!明治工芸の粋」展です。
明治工芸については、この展覧会が開催される前から親の本なんかで存在は知っていたのですが、
割と他の芸術よりもあつかいが悪く(日本美術史上、比較的新しいジャンルではあるので仕方ないんでしょうけど)
白黒ページだったりして欲求不満だったのが一気に解消された衝撃の美術展でした。
とにかく一言でいえば『バケモノの集まり』。
鬼!職人の姿をした鬼です!
絶対に人間技じゃありません。
そこから本当に世界の見かた、モノ作りに対する考えが変わったのですが、
あるとき、ふと
ガレージキットも明治工芸のように出来ないか?
と思って現在に至ります。
今回の写真、畳の上にFSSのガレージキットを置いてみたんですが
台座の効果もあると思いますが、そこまで違和感ないと思うんですけどどうでしょう。
FSSという作品が上手く『和』のデザインを取り入れているので
個人的にしっくりくるんですよね。
他のロボット模型と比べて不思議な感じがします。
・・・とこんな感じで
明治工芸の世界観をガレージキットにフィードバックしたい!というのが夢です。
技術的な問題はまだまだありますが、とことん限界まで作り込みたいです。
超絶ガレージキットの原型師さん達だって明治の職人と変わりはありません。
・・・ガレージキットはジャンルが俗っぽい?
いやいや明治の職人さんも言われた、どの時代でも言われたであろう常套句です。
絶対負けないと思うんだけどなぁ・・・
- 2019/05/05(日) 11:34:25|
- ガレージキットと工芸について
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トラブルがあって途中だったガレージキットも進めつつ、
ジュノーンを作りながら「あんな進めかたってどうかな」とか「こういう工作があるかも」とか
ピーンとひらめいた工作法を実験がてら怒涛の勢いで次のを進めています。
それでふと思ったのですけど
怒涛の勢いで作ってるときの模型ブログって難しいですね・・・
手が離せなくないですか?
あとまったく文章が思いつかない・・・。
ぽかーんとして、ぐぅの音も出ません。
そもそも、すんごく手が汚いので写真とか撮れる状態じゃなかったりもするし、
机が衝撃的な散らかり具合なので(でも最近はある程度で綺麗に片づける←無くすから)
途中の行程とかブログにするの躊躇します。
メモとか散乱してなんか恥ずかしかったり。
模型ブログをコツコツ続けるって結構大変ですね・・・
脳が老化しているせいか困った・・・。

ライティング無しの自然光ジュノーン。
割と小さい雰囲気が出ていれば良いのですけど
- 2019/05/03(金) 23:43:44|
- 【フルスクラッチ】1/144後期型ジュノーン
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