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Dolly Daggerの随筆記/SONPIN Crafts 

WFディーラー・ガレージキット製作工房

FSS私観完

思うに収穫の時期はすでにきたれり。
アダム・スミスによりて産まれたる個人主義の経済学はすでにその使命を終えて、
今はまさに新たなる経済学の産まれいずべき時である。
見よ、世界の機運の滔々として移りゆくことを。
語にいう、千渓万壑滄海に帰し、四海八蛮帝都に朝すと。
古今を考え東西を観る、また読書人の一楽というべし。

噫。


えんげSR1のサフ
・・・さふ。





先日、久しぶりに自分へのご褒美ということで、趣味の岩波文庫を買ったのですが
その一冊がコレ↓
手仕事文庫
ずっと前から勉強したいなって思っててやっとで読めたのですけど(バッシュが大変だった)、
もう序盤からバリバリの名著です。
買って良かった!



こんな感じで読書好きと言っても吾輩そもそも頭は良くないのですが、
バカだって自覚してるからコツコツ読むのであって(←儒教の基礎)、
その中でも岩波文庫を好むのは、ラジオ深夜便で金田一先生が「時間を潰すなら岩波文庫」って言ってて
単純に「ほほう。なるほど」・・・と。



・・・。



ちなみに、読書は本当に馬鹿に出来ないって常々思うのですが、
モデラー諸氏も初心者から「上手になりたいんですけど、どうすれば良いですか?」って言われたら
「模型の本を読んでください」って返す人かなり多いと思うんですけど・・・どうでしょ。
(モデラーって結構な割合で本の効果を実感している人たちだと思う)



とにかく。



岩波文庫の良いところは


『日本語がカッコいい』です(笑)



スターウォーズなんかでも、決めのシーンって

「フォースと共にあらんことを」

とか、「いきなり古風な言い回しなんかいっ!」なーんて思ったり
FSSでもカッコいいシーンって古風な言い回ししてますよね。

やっぱり岩波文庫の明治らへんの日本語ってかなりカッコいいです。(もちろん内容もカッコいいですが)



ただ、今回の『手仕事の日本』は著者も「慣れない優しい言い回し」って言ってるくらいなので、
ちょっとカッコ良さは薄れていますが、それでも良書です(悪書であるべからず)。



そもそも自分が『田舎者で模型用品用材が入手しにくい生活環境』というのもあいまって
手仕事には並々ならぬ拘りを持っておるのですが、
ジュノーンでもスジ彫りにテープでガイドを・・・とか使わず、本当にオールフリーハンドなんですけど(もちろんバッシュの顔も)、
石川光明先生とか安藤禄山とかでも、あの技巧で僕らと同じ人間なので(しかも日本人)、
やれば出来なくはないんじゃないかなって思って、現在に至ります。


うーん・・・と、ある本にガンダムの富野監督が
「気付いたんだけど、自分ってCGが苦手みたい」って言ってて
自分の嗜好もそっちな人なんですけど、


かなり分かりやすく言うと、
FSSの画集「デザインズ」とか、本編の漫画でも良いんですけど
モータヘッドとかがCGだったら、こんなに夢中になれましたかね?っていう・・・。
デザインズだけ「ポリゴンのCGに書き換え」とかだったら、買ったかな・・・。


考えてみるに
自分はモーターヘッドのデザインが大好きなんですけど、それって実は

『永野絵、永野線のモーターヘッド』が好き

なんですよね。


手書きだから虜なんです・・・。



気付けば、実は絵の技巧にもうっとりしてるんですよね。
あの「クセがあるんだけど、それがクセになる」っていう・・・。
ご本人はどう思ってるか分かりませんが、自分みたいな人が多いとすれば、永野さんってめちゃくちゃ絵が上手いんだと思います。
それこそ古来からの東洋の美術観で言えば、確実にかなり上手(蘇東坡の哲学??)。


定規とか使って、コンパスとか使って、製図みたいに角度とかキッチリ出してたら
モーターヘッドの絵の魅力って消えませんかね・・・


そう思うのは自分だけかな・・・。




造形もきっと近い部分があって、だから「ガレージキットのほうが自分には合ってるかも」って前に書いたのですが
ガレージキットの魅力って、一つはそこにあるんじゃないかなーとか。


実は、無意識にも『人間の手から生まれる』技巧を見てない?っていう・・・。



むちゃくちゃなことを言っているというのは重々自覚してますけど、
とにかく自分が『なるべく手作業に拘りたい』(意地でも)っていうのは、ここにあったりします。



めちゃくちゃな話ですけど;^^




さて


遅いから寝るか・・・
  1. 2020/03/13(金) 00:27:47|
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続FSS私観

前回の記事が終盤眠くなって訳わからんくなっているので、今回は自制して・・・。

熱くなると模型作る時間が無くなってしまうので、勿体ないんですよね・・・。




FSSについて言いたいことは山ほどあるんですけど、
核心をズバリ


自分はいまだにGTMには慣れませんorz


映画も見に行ったんですけど・・・
音とか凄かったな~とか、素直に映画作ったってだけで凄いなと思いますけど、



どうも触手が伸びない・・・


とはいえ、

ヤクトミラージュがもう全然ダメで、
細いし、顔は凶悪だし、猫背だしって時期があったのですが、

『えばんげりおん』が世の中に溢れて見慣れてきたときから「ヤクトミラージュかっこいいかも」って変わったので
(今では好きです。搭乗騎士のキャラも含み)
時間が経つとカッコいい!ってなるかもしれません。


永野的人物絵も、当初は体は細くて目は小さいし、で
当時見慣れなかったのですけど、
今では逆に、他の漫画アニメの目のデカさが気になってしゃーないです・・・。


そのくらい自分の中の評価が揺れ動くので、GTM苦手だー!ってズバリ言い切れなかったりするんですけど


それでも現時点では、どうなのかなーって思います。


だいぶ前に日曜美術館で、芸術家の千住博さんが
「芸術家というのは、時代を読んで皆の気持ちを代弁する人」って言ってた記憶があるのですが
(細部は違っても、こういう話だったはず・・・メモ紙がどこか行ってしまった!)
また数年前のラジオ深夜便で村上隆さんがアンカーから
「好きなもの形に出来るって良いですね」って言われて、あきらかにムッとした感じで
「まさか好きなものを形にして売れたりしませんよ。ちゃんとお客さんが欲しいものを考えて作ってるんです」
みたいなことを言ってたのが記憶にあるんですが、


やっぱり千住さんのアーティスト論って、かなり自分の中に刺さってて

はたしてGTMって皆の期待通りだったのだろうか・・・と・・・。


嘘じゃなく、本当の気持ちを書かせていただきますけど
センスの良い人、オシャレな人、現代的な人はGTMカッコいいって素直に受け入れられるんだろうなって思います。
自分の中ではそんな感じです。
すっごい嫌だってわけでもないですし。


ただ自分はメッサーシュミットとかの動画見て
「フォーッ!!」って叫んでるアメリカ人みたいなセンスなので
(たとえばhttps://www.youtube.com/watch?v=ERo0lTyUvOk&t=24sとか。音めちゃくちゃカッコよくないですか?)
もうちょっと時間が必要なのかも。


それと言いたいのが、
スターウォーズでもデザインのルールがあって、真実味を重視してる割には出てくるドロイドって人間っぽいんですよね。
エピ1の兵隊ドロイドだって、わざわざ眼を書き込んでたりして。
・・・もっと人間離れしても良いはずなのに。


もしかしたら、ロボット好きっていうのは
厳密に言ったら『どこかに人間を思わせるロボット』が好きなのかも。
オーディオコメンタリーでもジョージ・ルーカスだかが「ドロイドのほうが気を使う」って言ってた気が。
人間のキャラよりも感情移入しやすいって。

無意識にロボットに対して憧れみたいのあるんじゃないですかね。



やっぱりあんまり人間離れさせすぎちゃうとなー・・・(←オールドタイプな人間)




また機会があったら続く
  1. 2020/03/07(土) 00:55:12|
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  3. | コメント:0

F.S.S私観

金型の都合で抜きが甘くなってしまっているようなので
キットに準じたディテールアップ(・・・かなコレ?)パーツを作ってみました。

えんげSR1

えんげSR1の2

えんげSR1の3


自分の記憶では、スーパー原型師の佐藤さんが古くから
「製品状態が必ずしも原型製作者の望む形ではない」とおっしゃられていた一人だと思うのですけど

(ちなみに、模型に無関係のものづくりの本でも「必ず妥協が入り込む(時間の制限、抜きの制限等々)。皆、辛いけれど~・・・」とあったりして)

そういったことも頭に入れつつ普段作ったりしてます。
それこそ年代ものだと、現代よりも更に型の技術的な制限もあったりして・・・
ものづくりって、どの世界でも血と汗と(我慢の)涙が入ってるんですよね・・・。




とにかく、


少しづつファイブスター物語の模型が多くなってきてるブログなので、
ファイブスター物語について『自分は』・・・・あくまで『自分は』どう思っているのか、書いてみたいと思います。

(時間が経つと、この思いも変わるかもしれませんが。作品がそもそもそうだし)



端的にFSSって、どういう作品かっていうと、あくまで自分は
「(妥協無しの)永野さんデザインの発表の場。デモンストレーションの場」だと思っていて、

リブートの1巻だかに
「Bテンプル(レッドミラージュの元デザインのほう)が、製作の都合でボツになった」とかあった記憶があるのですが、
こんなにカッコいいデザインなのに勿体ない!って自覚してたと思うんですけど
(結果それは正しかったわけですが・・・)


また別の話で、エルガイム時のデザイン料が30体くらいで合計2万円とかで、
きっと「その程度の価値のデザインじゃない!」って思ってたんじゃないですかね???
金額がどうこうじゃなくて、世の需要的な意味での。


永野さんの言葉か忘れましたが、何かの本でも
「すごくカッコいいデザインでも、やられメカにさせられちゃうと、結局やられメカはやられメカの扱いになっちゃう」とか、
「せっかくデザインした子(メカ)が壊されるのは嫌だ」みたいな
(違う人の確率かなり高いですが)薄い記憶もあって・・・。




FSSってストーリーが年表で「もうだいたいわかるでしょ」って仕組みになってて、
それとまた一番重要な、出てくるロボットのデザインがあって、
そのロボットはこういうふうに運用されてるとか、このくらい強いんだよ、みたいな演出が一番大事で
一度それが説明されて読者が「そうなのね」って理解されると、あんまりもう出てこない仕組みになってると思うんですけど、


逆に言うとデザイン画だけで漫画の演出が無い場合、まったく説得力が無くなるっていうか、
(アシュラのドラゴントゥースとか、Aトールの副腕とか)
そうなると受け手のイメージが独り歩きしてカリスマ性がかなり薄れるっていうか、
やっぱり馬鹿みたいに強くないとメカ好きは燃えないっていう心理を分かってらっしゃるうえでのFSSという漫画なんじゃないかな??・・・とか思ったり。



その昔、F1のフェラーリも勝てない時期が長かったですけど、
その頃のカリスマ性ってイマイチだった記憶があるんですよね(せっかくの良い所でエンジンストップみたいな印象・・・)。
とはいえ友人に「アレジのフェラーリが一番フェラーリだ!」って説教されたこともあるんですが、

それと同じでFSSもロボットを扱う人(F1で言うアレジ)を大事にしてて、それがまた更にデザインのカリスマ性を上げてるっていうか
そういう価値を高める仕組みも理解しつつ、相当なカラクリが仕組まれた頭が良い感じに出来上がっているように思います。
(褒め過ぎだって意見もあるでしょうが、なかなか出来ない←自分は絶対に)



読売新聞のFSSを扱った記事に「モーターヘッドは飽きた」みたいなことが書いてあった記憶があるんですが、
自分のデザインを演出する『だけ(は言い過ぎか?)』の目的ならば、その言葉も(ある程度)納得できるというか、

だってもう十分じゃないですかね・・・
「これだけカッコいいデザインのメカが、これだけ強いんだよ」っていうのが理解出来れば。

自分的に、GTMになってもモーターヘッドは演出の効果もありカリスマ性は消えてませんけど・・・どうなんでしょうね。



んで、モーターヘッドの場合
割合い的に破壊されるメカが以外と少なくて、ボコボコにされるのとされないのでキャラ分けがしっかりしてるっていうか、
相当なイメージが出来上がってないと、一回ボコボコにした場合デザインのカリスマ性が下がるって頭に入ってるというか
良いデザインのメカって壊されてないし(大事にしてる)


主役級ですらあんまり出てこない、回数的に見れないっていうのも、
模型も含めて(自分の地域では確実に)希少価値を高めてるっていうのもあると思います。
田舎でFSSの完成品とか見つけると感動するんですよね(笑)


このたまらんデザインを色んな角度でじっくり堪能できるのって、模型(←高い山)で頑張るしかないという・・・。






・・・唐突ですけど


長くなったから、次回に
  1. 2020/03/05(木) 00:47:10|
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  3. | コメント:0

あくまで自論なので注意

一応自分が忘れないためのメモですが・・・


結構前の『京都地検の女』の再放送を見ていたら(たまたまなのですが)、
最後に野球のユニホームを着た小学生らしき男の子達が出てきて
被害者?か何かに「頑張れ!頑張れ!」みたいなこと言ってました。

で、その中央の子「誰かに似てるな・・・」って、思ったら


徳永ゆうき君じゃあーりませんか!?
(『出演』のところに「徳永ゆうき」とあった。漢字表記でしたが)


たぶんそうだと思うんですけど(すごい似てたので)
関西の野球チームとか。
声が全然違う!・・・あたりまえだけど・・・

やっぱり、持ってる人って子供の頃から周りがそれに気付くんだな・・・と思いました。




・・・さて本題。


先日、本を買ったのですが(いずれ感想文を書きますが)、
題名のインパクトよりも、内容はかなり本格的な論文っぽくて「名著」と言われているのが何となく分かりました。
なるほど、こういうふうに具体的に書かないと伝わらないのね・・・って思ったので、
自分も真似したいと思います。


余の想うところここに記す。


だいぶ前になるのですが、
ガンダムのガレージキット作ったとき「実験がてら~」みたいなことを書きました(たぶん)。
その実験の詳しい内容なのですけど

哀ガンの光1

そもそも実験なので成功しているか分かりませんが、
反射する光の大きさとかギャップをコントロールしてみたのです。


下の写真で線を引いてみたのですが

哀ガンの光2

たとえば黄色マルで囲んだ胸のダクトの部分、
光が反射していますけど、そのくせ緑マルと水色マルは反射してません。

普通だったらダクトの反射光のようにここも光るんです。

具体的に緑マルで言えば、面が全部光ってしまうのを、縦方向の角の部分だけ(細く)光らせてますし、
水色マルでいえば、緩いRの凹みになるので、光がそこに集中するんですけど消しました。

なぜかといえば『反射する光がオーバースケール過ぎるから』です。


アシュラを作ったときに「光過ぎるから半光沢にした~」などと書きましたが、
このときは綺麗さよりも『重さ』と『デカさ』を出したかったんですよね。
うーむ・・・光り過ぎるとなんかそれが薄れるような・・・
と思って急遽自分でオリジナルのクリアーを調整し、半光沢としたわけで


とはいえ、ガレージキットに関しては『職人さんが作った工芸品・美術品』として割り切っている部分もあるので
その造形が活きるように出来るだけ光らせるつもりでいます(物や色によっては、という意味)。

例えるならば、宝石・・・エメラルドとかサファイアとか曇ってたらちょっとがっかりしますよね。
(実際、逆に希少価値があったりして)
そういうジャンルとして割り切るならそれで良いんですけど、


実験用のこのガンダムの場合は、ベースでジオラマっぽいことしているので
上手くコントロールしないと逆に違和感が・・・。


ちなみに昔のモデルグラフィックスを見てたら、
「最後にツヤ消しクリアーを吹けばオモチャっぽさが消えるで~!」
みたいなことが書いてあったのですが、なんで消えるか詳しくは書いてありませんでした。




そこでスケール感について自論なのですけど、
昭和・平成・令和と小学生のイタズラ書きの定番『ウォーズマン』の光の表現で説明したいと思います。

反射1

この頭の『ポコッ』とした表現が、その方向に太陽(光源)があるということになります。
『ポコッ = 反射光』です。


反射2

で、この『ポコッ』としているのは、自分が肉眼で見ている太陽(光源)の光の大きさと比例します。
基本的に『反射光 = 光源』になります。
もしくは特殊なことがない限りは『反射光 ≦ 光源』でしょうか。


反射3

上図のように、同じ場所にある場合は大きいからといって、それに伴って反射光が大きくなることはありません。
意外ですが・・・(と思うのは自分だけかも)


反射4

物体の大きさに差があっても、反射光の大きさに差はないです。
うーん・・・・・・と、鏡で想像してもらうと分かりやすいと思うのですが
大きい鏡と小さい鏡で同じ位置から太陽を映したとき、特別大きい鏡だからって太陽は大きく見えませんよね。
そんな感じです。


「でも車とか見てると、デカいのってまぶしさが増す気がするゼ」なんて自分も思ったのですが

サザエさんの髪形で説明すると

反射7

反射する場所が多くなるので、そのように感じるのかもしれません。
3つ反射光が出来ているので、単純に通常の3倍ですよね。
・・・ヤツが来る・・・・・・赤くしてツノを付けんと・・・。


反射5

つまりデカさを表現するんだったら、反射光を小さくすれば良いので、
模型で言えば1/144サイズの場合、太陽光(光源)を同じく1/144に設定するとリアルになることになります。


1/24とか1/12とか1/8サイズだと本物(太陽)との差は小さくなるので光との関係という意味でも、
かなりリアルさを出しやすくなるはずです(注:自分の理論的に)。


・・・で、肉眼で太陽見たとき1cm~2cmの間くらいだと思うので(実際見て目が燃えるっ)
それの144分の1で、この光量を~・・・って、・・・無いんですよね・・・・・・。


すると
反射6
半光沢で光を分散させて(誤魔化して)濁らせるか、つや消しで反射光を押えるか、が
一番手っ取り早いことになります。

なので「ガンプラは最後につや消しを吹くとリアルに見えるんやで~!」になるという寸法です。



・・・あくまで自論なので注意ですが。



自分の場合「なんかリアルっぽくないな~」って思ったらスターウォーズを見るようにしています。
今回はエピソード1から。
「銀色の大きい飛行機が、なんで大きく見えるんだろ?」と思って気付いたクリアーの塗り分けかたです。
(・・・でも今回のような固定ポーズとかにしか通用しないかも)


今回のガンダムに関しては、かなりクリアーと半光沢の間を細かく調整してあるので(こう見えて・・・)
実はめんどくさかったのですけど、
模型誌なんかで「照明には濁った色のフィルムなどで覆うように」とかって説明するようなのは、
つまりは、本体の反射光を照明のほうの光を使ってぼかして(濁らせて)やってる感じなので
結果、半光沢の効果になるんです(ここは完全に調整次第なので言い切れないのですが、露骨にやった場合)。


超光沢仕上げのロボットが、宇宙船ドッグみたいなシチュエーションで
網目からの細かく切った照明を当ててやると、やたらリアルに見えるのは、それが理由だと思います。
(蛍光灯っぽいんですよね)


次に、またガンダムを使って色との関係。

色の差

今までの流れで、反射光に境界線を書いてしまってますけど
色が濃ければ濃いほど、反射光とのギャップが大きくなります。


えーっと・・・昔のモデルグラフィックスの特集に色の調整について般若経並みに長~い説明があった記憶があるのですが、
(もはや書くのがめんどくさいのでモグラ頼みになってますが)
基本色と反射光のギャップでも、その話は当てはまるんじゃないかな?って思ったりもします。

そこで、ガンダムも色ごとにツヤを調整してあります。

・・・めんどくさいですね。


なので「実験」と謳っていたのでした。



アシュラのメカの部分の『つや消しと半ツヤの間』というのも、赤の部分との相性で調整したものになります。
結構微妙なんですよね・・・こう見えて・・・



とにかくここまで長々書きましたが
窓の光が映り込む → スケール感が失われる
だったりするんですけど、



明治工芸が好きで並河靖之とか濤川惣助とか凄く好きなので、
工芸として作ってスケール感とか無視するかもしれません(笑)




以上、なんでガンプラはつや消しにするとリアルになるか、でした・・・。



※この自論は光源の『極端な』大きさについて述べたもので、その他の基本的な光の表現については
参考書として『SFメカニックの上手な描き方 スーパー技法』に詳しいです。
模型用の本ではないので注意です。
反射光のデカさについては書いてないので、今回自分で書いてみました。
  1. 2020/02/29(土) 01:19:53|
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改造する派?しない派?

ちと調べもので本を色々読んでたら、気になるのを見つけました。


「プラモ(模型)は改造すべきではない」


うーむ。



たしか「学問のすすめ」で自分の意見を述べることを尊んでいた気がするのですけど
(『演説の法を勧むるの説』章以外にも、説得力ある意見があった気がするんですが・・・)
その福沢先生に倣って、自分の意見を言わせてもらえれば


自分は断然『改造はすべき』派です。


・・・無理にでもするべきって強い意見でもないんですが、出来るならばするべきだって人です。
偉い人に怒られても、多くの人に否定されてもするべきだ!・・・です。



去年のNHK第2でのカルチャーラジオで、3か月くらいかけて東洋哲学の基礎の基礎を丁寧にやっていましたが、
改造(改革、革命的な意味でしたが)無くては死んだものになると、それは東洋では物凄く尊ぶ行為だと説明されていました。
(・・・と、薄い記憶)


※話は東洋から逸れますが、たしかマルクスも同じこと言ってますよね。
ブルジョア的にも、自ら造った体制によって改革・革命を宿命づけられてるんじゃなかったかな??
(一般的な会社を観察すれば分かると思いますが。同じことし続けると滅ぶっていう)


また、仏教の先生も
「明治維新で日本は上手く西洋の文化を取り入れましたが、ただそのまま受け入れたわけじゃないんです。
日本人は、自分達に合うように何でも改造(咀嚼)する民族なんです。古来、仏教も日本人に合うように改造したんですよ」
と述べられていました。(これは良く聞く話だと思いますが)



元来、日本人は(人間は?)遺伝的にそういった本能をもっているのだから、その能力は活かすべきです(・・・と思います←弱気)。
歴史、文化っていうのは改造の積み重ねですよね。


『物』を大事にするんじゃなくて『事』、つまり『行為を大事にしたほうが良い』に決まってます(・・・と思います←弱気)。
本質とは、結果として生まれてくるモノ・・・じゃなくて、結果に至るまでの行為ですよね。
・・・仏教のお経でそんなのがあった気が・・・???思い出せん・・・・



とにかく
東洋思想的に、現在の閉塞感って実は改革、改造する能力が求められてる時期なんだと思います。
八方塞がりで死にそうなんですよ。たぶん。
「むしろ創造力が大事」って意見もあると思いますが、創造力系の本を読んだことがある人は分かるかと思いますが、
創造力って改造、改革です。
何も無いところから生まれるものじゃないんですよね・・・。


その流れで、岡倉天心が「模倣はするもんじゃない」って言ってますけど、
「芸術とは自然の模倣である」とも言ってますよね。(霞のような記憶・・・)
この相対する意見がセットになってるっていうのが、いかにも東洋っぽくて興奮しますが(←変態か)
何にも似せず、オリジナルをゼロから作れって、究極的にそうするならバケツで絵具をぶちまけるとかしかないですよね・・・。
作る行為で何かに似るのは至極当然。
だったら、なにかを基として新たに作る行為は別に悪いこととは思えませんが・・・
ベースを利用して新たに作るっていう。



手作り感の強いガレージキットについても、それこそ手を入れるべきではないって意見もあって、
だったら自分で最初から作るべきだとか、なんとなく気持ちも分かるのですけど、
昭和色の強い町工場で色々作りましたが、金型とかも結局手作りなんです。
造形に命賭けてるって、俺達工員だって挟まれて指が無くなったり、顔に縫い傷があったり殴り合いの喧嘩したり塵肺になったり
主張はしないけどめちゃくちゃ命賭けてるんだよっ!!っていう・・・。
誰も気にかけないようなフツーの生活用品でも、苦しみの中から生まれてるんだぞ!って強く言いたい(泣きながら)。



車の部品も些細なものでしたけど作りましたが、だからと言って改造してほしくないなんて思わないし、
そんなことより、むしろ何でも良いから喜んでもらいたいっていうのが本当に強かったです。
トヨタや日産もそうなんじゃないですかね。それこそみんな命賭けてると思いますけど。



やっぱり


ガレージキットだけが特別だっていうのが・・・なんか納得いかないっていうか・・・


どんな形でもいいから喜んでもらいたいっていうのが一番に来ないっていうのが何か・・・うーん・・・・・・



作家の森博嗣さんも作る行為に対して自分の意見っぽいことを言ってた気がしますが、
そういったことで、改造はしたほうが良いと思います。



読書感想文として東洋芸術のことも今度書こう・・・





結論


こういうブログの記事って、後で冷めた目で見ると「なんじゃこれ」ってなるので、消すかも。
  1. 2020/02/25(火) 23:04:49|
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プロフィール

白圭

Author:白圭
GKを伝統工芸品みたいに作りたい!というブログです。
手作業に拘って彫刻刀メインに進めています。
オークションで完成品を出品したりします。
滅多に出しませんが、お気に召しましたらどうぞ^^


ワンフェスにて『Dolly Dagger』名義で参加
(現在活動休止中)


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